【iOSDC Japan 2024 レポート】「GIS入門 - 地理情報をiOSで活用する」を聞いてきた。

【iOSDC Japan 2024 レポート】「GIS入門 - 地理情報をiOSで活用する」を聞いてきた。

Clock Icon2024.08.23

はじめに

年に一度のiOSエンジニアの為のお祭りiOSDC Japan 2024に参加しています。

せっかくなので、参加したセッションのレポートを書きたいと思います。

GIS入門 - 地理情報をiOSで活用する

登壇者

概要

iOS黎明期、スマホアプリにおいて位置情報・地図は花形の機能でした。多くのiOSエンジニアがMapKitやCore Locationを扱った経験があるでしょう。しかし一方で、我々はそんな古くから知っているはずの位置情報や地図について、実はあまり知らないのではないでしょうか。たとえばポケモンGOのように、人が歩ける・立ち入ることのできる場所に絞ってモンスターを配置するにはどう実装するのでしょうか。

位置情報を持つデータを扱うアプリケーションを総称して、GIS(地理情報システム)と呼びます。本セッションでは、GISの基礎として、地図のようなアプリケーションを構成するデータや技術について紐解き、それらをiOSで扱う方法について解説します。地理情報のデータ形式とその扱い方を学ぶことで、前述の地図へのモンスター配置のような実装方法も分かりますし、国土地理院が配信している地形図や航空写真、JAXAやNASAの衛星データなどの外部データもiOSで活用できるようになります。またPLATEAUで配布されている3D都市モデルの活用についても解説します。

引用: fortee

資料

https://www.docswell.com/s/shu223/KN1RGE-GIS-iOS

感想

このトークのゴールが、地図を仕組みから理解し、iOSでさまざまな応用ができるようになるというもので、しっかりと仕組みが理解できる分かりやすい発表でした。

GISとは、地理空間情報を扱うシステム(位置情報と関連する情報)で、地図アプリもその地理空間情報を重ねて可視化した色んな機能を兼ね備えたシステムになります。

作れないものは、理解ができないという考えのもと、MapKitを使わずにiOSで地図を作りながら仕組み/GISの基礎を理解していくというものでした。

「地図を作ろう」という考えに至っただけでもすごいのに、実際に最終的にはポケモンGOのようなオリジナルの地図の描画まで成功して驚きでした。
ベクタータイルのデータとスタイルを適用するだけで簡単にオリジナルの地図ができるなんて、、

今回、ベクタータイルのスタイルカスタマイズに関する記事や資料はこちら

https://zenn.dev/shu223/articles/map-native-sdk
https://github.com/mapbox/mapbox-maps-ios

作れないものは、理解ができないの言葉を心に焼き付けて、作りながら深掘りして学んでいく精神でやっていきたいと思います。

終わった時には、「この機能を応用して何か作りたい」という気持ちに溢れていました。ありがとうございました🙇

おわりに

地図があそこまでカスタマイズできるなら何か面白いことできそうですね。いいアイデアが出てくるといいな。とりあえず、ポケモンGO風MAPを作ってみたい。

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